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【エンゲージメントとは?】日本企業の社員はなぜ低いのか、について解説

ギャラップ社の調査(2017、米国)によれば、日本における「熱意にあふれる社員」の割合は6%程度となり、139か国中132位でした。
日本のサラリーマンといえば「勤勉」「真面目」などのイメージが強いですが、本調査では矛盾するような結果となりました。
最も高い数値を出したのがアメリカ/カナダです。

同時に日本は時間あたりの生産性も低いといわれています。
従業員エンゲージメントと企業の生産性や業績の関連性は、既にいくつかの調査会社やコンサルティング会社から出ており、国際的にも低い日本の従業員エンゲージメントを向上させることは国家的な課題といっても良いかと思います。

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エンゲージメントサーベイを活用し、従業員エンゲージメントを向上させようとする企業が増えています。一方でエンゲージメントという言葉とともに、従業員エンゲージメントやワークエンゲージメントなどの多様な使われ方もされています。

日本企業の従業員エンゲージメントはなぜ低いのか

ではなぜ日本企業の従業員エンゲージメントはここまで低いのでしょうか。
戦後、サービスやインフラが失われた状態から、日本は文字通りゼロベースでのスタートでした。物は作るだけ売れた時代ですから、時間を犠牲にして働けば働くほど成長しました。
その後技術レベルが上がると「Made in Japan」が高品質を裏付けるものとして世界中から評価されるようになりました。勤勉さや真面目さが評価された時期です。

しかし現在になると、アジアを中心とした他の国々の技術レベルも上がり、勤勉さや真面目さだけでは評価されることは難しくなりました。確かに勤勉さや真面目さはとても大切な要素ですが、VUCAといわれる現在においては「積極性」や「革新性」も求められるようになり、時代の変化への対応の難しさが、先の調査結果に表れていたのかもしれません。

自律的に行動できず指示待ちが続く社員や、反対に自ら新しい企画を考えながらも前例がなく採用されずに落ち込んでいる社員、ともに相反する社員ですが、積極性や革新性が自分に足りないのか、会社に足りないのかの違いとなります。

会社全体として、こうした要素を育む姿勢が大切であり、従業員エンゲージメントを向上させることにもなります。

エンゲージメントサーベイの活用を

エンゲージメントサーベイによっては従業員が「仕事を通じた成長機会」や「安心して発言・行動ができる職場」などの要素が盛り込まれているものがあります。

これらの要素をみていくことで、自社が積極性や革新性を育みやすい環境かどうかの有益な情報が得られます。モチベーションは高いが周囲からの理解や協力が得られにくい環境になっていたり、周囲からの支援は十分に得られていると感じながらも目標に向け努力する状態になかったりと、様々な情報が得られるでしょう。

ぜひ一度自社の状況を把握し、何が必要なのかを検討してみてください。

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