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【健康経営】健康経営で注目される「プレゼンティーイズム」と、測定ツール「WFun」
本記事では、健康経営の効果測定における重要指標「プレゼンティーイズム」と、測定ツール「WFun」について解説いたします。
プレゼンティーイズムとは?
生産性への影響度を評価する指標として「アブセンティーイズム」と「プレゼンティーイズム」があります。
アブセンティーイズム: 病欠、病気休業の状態
プレゼンティーイズム: 何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、なんらかの体調不良を抱えたまま働いている状態
米国での調査結果によれば、出勤しても健康な状態でないために、集中力や意欲が減退することにより失われる損失(プレゼンティーイズム)は、企業の従業員の欠勤、遅刻、早退が企業にもたらす損失(アブセンティーイズム)や医療費よりも多いと言われています。
一般には、メンタルヘルス疾患による病休者など、目につきやすいアブセンティーイズムに注目しがちですが、実は、就業者で不調を抱えているために業務遂行能力が低下するプレゼンティーイズムによる損失の方がはるかに大きいのです。
プレゼンティーイズムの測定方法
経済産業省が発行している、『企業の「健康経営」ガイドブック』では、5つの測定方法が推奨されています。
なお、当社サービス「LLax forest(リラクフォーレ)」のサーベイには、表中の「WFun」が含まれています。
※SOMPOリスケアマネジメント株式会社(現:SOMPOヘルスサポート株式会社)
出典:「企業の「健康経営ガイドブック」~連携・協働による健康づくりのススメ~(改訂第1版:平成28年4月)」(経済産業省)https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkokeiei-guidebook2804.pdf
【関連サービス】
経済産業省が推奨しているプレゼンティーイズム測定ツール「WFun」
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WFunとその特徴
WFun(Work Functioning Impairment Scale)は、産業医科大学で開発された、健康問題による労働機能障害の程度(プレゼンティーイズム)を測定するための調査票です。
当社では、2018年10月に産業医科大学とライセンス契約を締結し、企業・団体へのご提供を開始しています。
7つの設問で構成されており、客観的にどの程度のプレゼンティーイズムがあるのかを定量化するため、集団や個人の特性に依存せず、性別、年齢、業種に結果が影響されないのが特徴です。
つまり、同じ結果であれば、どのような方でも、同程度の労働機能障害を感じていると解釈が可能です。これにより、年齢構成や職種に関係なく、部署間や、会社間の比較が可能となります。
WFunの効果的な活用方法
WFunをはじめとしたプレゼンティーイズム測定ツールは、単一での活用も十分可能ですが、ストレスチェックと同時に実施することをお勧めします。
ストレスチェックと同時に実施することで、会社や組織におけるストレス状態とプレゼンティーイズムの関係性を確認することができ、リスクだけでなく生産性の観点からも対策を検討することが可能になります。
また、同時に実施することで人事側の準備負荷の軽減、従業員側の回答負荷の軽減にもつながります。
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