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テレワークに適した新入社員フォロー体制
4月に入り、新入社員が入社する時期になりました。
今までとは異なり、テレワークが浸透した中での初めての新入社員受け入れとなった企業も多いでしょう。
今回は、テレワークに適した新入社員のフォロー体制についてお話いたします。
ただでさえ新入社員は、ストレス環境下にある
そもそも新入社員は数日前まで学生であり、「会社」という新しい組織に属することでの環境変化によって、大きなストレスを受けやすい状態にあると言えます。
一方で、会社側も教育担当やメンターをつけたり、なるべく多くの人と関わる機会を設けたりすることで、手厚くフォローを行い、なるべく早く新しい環境に馴染めるような体制づくりをします。
こうした取組みは新入社員にとって不安を低減させる効果が大きいものですが、注意点もあります。
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管理職だけでは足りない、コミュニケーション教育
前回コラムでもお伝えしたように、対面に加えWEB・メールを想定したコミュニケーション上の工夫を管理職が行うことはもちろん、教育担当やメンターなど、新入社員をサポートする社員が同じように対応できなくてはなりません。
そのため、新入社員をサポートする必要がある社員に対しても、短時間でも良いので対面とWEB・メールを用いたコミュニケーションの違いや効果的な方法について学ぶ機会を作ることが大切です。
テレワーク下で生じる「余計な不安」
また、個人個人の関わり方以外にも「フォロー体制」も気にかけておくべきでしょう。
例えば、対面を前提としたフォロー体制においては、1名の新入社員に1名の教育担当やメンターが付いていれば基本的には十分でした。ですが、それは相手の状況が目で見て確認できるという前提があったからです。
今後はお互いの状況が分からない中でコミュニケーションをとる必要があるため、新入社員にとっては「いま相談したいけど、先輩のスケジュールは”資料作成”となっていて相談しにくい」「何度も質問を重ねて迷惑だと思われるかもしれない」など、不安が生じる場面が増えていくでしょう。
少しの工夫で、何ができるか
そこでお勧めしたいのが、1名の新入社員に対し、教育担当やメンターを複数名配置するということです。
この方法は、一部の企業においてテレワーク以前から活用されてきましたが、今後さらに有効になると考えられます。新入社員としては頼れる人が増えることで安心につながります。
教育担当やメンターとしては、フォローする者同士の視点を共有することで新入社員に対する理解が進みますし、業務負荷の分散にも役立ちます。コストもかからずできる取組みになりますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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