2021.12.16
【エンゲージメントとは?】テレワーク下で問われる重要性について解説
働き方改革や新型コロナウイルスの影響によりテレワークの導入が進むとともに、いま従業員エンゲージメントがより注目がされています。
注目される背景として、オンラインでのコミュニケーションが活発になる一方で、リアルなコミュニケーションが減少したことや、テレワークの推進によって従業員の評価がより成果重視となったことが挙げられます。
テレワークによる新たなストレス
オンラインでのコミュニケーションは大変便利ですが、明確なテーマやタスクに基づいてコミュニケーションの場が設定されることが多いため、リアルなコミュニケーションにみられるような自然発生的なやり取りが生まれづらい特徴があります。
また、担当している業務が自己完結型の要素が強ければ周囲と関わる機会も減るため、「孤独」や「不安」など今まで感じることがなかった感情が出てくることもあります。
その結果、自分と会社の関係性について距離を感じるようになったり、周囲からのフィードバックの機会が減ることで担当業務の貢献度合いが掴めなくなったりして、従業員のエンゲージメントが低下することが考えられます。
また、テレワークの推進によって個人の努力や行動が見えづらくなるため、成果がより着目されるようになります。成果が出ているうちは問題ないかもしれませんが、業務につまずいたり、成果が出なかったりした場合「自分は会社にとって価値ある人間なのだろうか」「役に立っているのだろうか」などと考え始める人が増加するでしょう。
その結果、従業員のエンゲージメントが低下する可能性があります。
出勤とテレワークに優劣をつけない
大事なのは、オンラインでのコミュニケーションやテレワークの推進が、従業員のエンゲージメントにとって好ましくない影響を与えると判断するのではなく、オンラインやテレワークを想定した新しい関わり方を模索し、これからの時代に適応していくことだと思います。
例えば、ショートミーティングを増やし頻度を増やすようにする、表情などのノンバーバルな部分が伝わりにくい分、従業員に対し言葉の使い方や気持ちが伝わりやすい文章の書き方を学ぶ場を設けるなど、できることは沢山あります。
こうした工夫を取り入れることで、テレワーク下でもエンゲージメントが下がらないようにすることが可能であり、新たな関係性が生まれることで、今まで以上にエンゲージメントを上げることにもつながると思います。