三洋化成工業株式会社
2019年より当社サービスをご利用
1907年に前身である「多田石鹸油脂製造所」が京都で創業。機能化学品の提供を通じて、衣料用洗剤から工業向け潤滑油添加剤まで、「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」の理念のもと幅広く暮らしや産業を支えている。4年連続で「健康経営優良法人」に認定。
- 課題とニーズ
- 健診結果のデータ管理
- 健康経営の取組み活性化
- 導入された当社サービス
- 健診・人事データの統合管理「Growbase(グロウベース)」
- 健康経営推進総合コンサルティング
- ポイント
- 健診結果をデータ管理し、健康データ・産業保健スタッフの業務を見える化
- トップダウンとボトムアップ両輪で健康経営の取組みを推進
Q.どのようなきっかけで、当社サービスに興味をお持ちいただき、導入まで至りましたか。
きっかけはSOMPOヘルスサポートのご担当の方に、ストレスチェックの営業で訪問いただいたことでした。当時、ストレスチェックは他のツールで実施していたため、喫緊の課題はありませんでしたが、“健診結果のデータ管理”が大きな課題でした。また「健康経営宣言」を出した直後でもあり、何から手を付けたらよいのか悩んでいるところでした。状況をお伝えしたところ、すぐにテーマを変えていただき、それぞれの解決に向けた検討をスタートさせました。
健診管理システム(以下、HSS)は、検討当初から情報システム部(現IT推進部)のメンバーにも参加してもらいましたが、「画面が見やすく、綺麗」と他社システムとは一線を画す評価でした。料金も他社では“要相談” “オプション”となる不明瞭な部分がパッケージ化されており、わかりやすくご説明いただけました。また産業保健スタッフにとって便利なだけでなく、従業員自身も結果を確認できるマイページ機能が標準搭載されており、社員全員に恩恵があることが決め手でした。
HSS導入後、収集したデータを健康施策に活かせるようになり、健康経営を軌道に乗せるフェーズとなりました。そこで確かな外部サポートを検討したとき、長年健康経営の実績があるSOMPOヘルスサポートへ健康経営コンサルティングを依頼することは、自然な流れでした。
Q.当社サービスを導入し、現在どのような活動に取り組まれていらっしゃいますか。
健康経営については、年に2回「健康推進会議」を開催しています。会議には会長をはじめ社長・各役員などの経営層はもちろん、各拠点の会社・労働組合・健康保険組合のメンバーで構成される健康推進チームも参加し、情報共有・意見交換をしています。当時社長のトップダウンで始まった取組みでしたが、経営層・拠点代表者へと徐々に取組みへの想いが浸透し、今では皆が主体的に参加するようになったと感じます。会社・労働組合・健康保険組合が「三位一体」となり、健康経営を推進している点が、当社の一番の特徴であり強みだと考えています。「健康経営」というキーワードが、三者お互いの役割を理解するきっかけにもなりました。
HSSで健診結果・ストレスチェック・健康に関するアンケート結果を、人事属性と紐づけて抽出できるようになったことも、健康経営を推進するうえで有意義に感じています。簡単に健康データを可視化できるようになりましたので、今以上にデータ解析を進め、健康経営に活用していこうと考えています。
Q.当社サービスの導入によって、どのような変化を感じていらっしゃいますか。
健康経営コンサルティングでは、ワークショップで各拠点を回っていただき、トップダウンだけでなくボトムアップの活動もご支援いただいています。ワークショップ等を通じて、各拠点の健康経営に対する理解や意欲を高めていただき、ウォーキングイベントなど様々なアイデアが自主的に出てくるようになりました。「健康」がテーマだからこそ、リスクや課題ばかりに目を向けるのではなく、“楽しくやろう”が、当社の取組当初からのテーマでした。コンサルティングによって外部からの刺激を受け、トップダウンとボトムアップの両輪で、活動がポジティブな方向へと加速していると感じます。
HSSの導入でも、健康相談室・従業員それぞれにポジティブな変化がありました。HSSの導入によって健診結果だけでなく、産業保健スタッフの業務内容も可視化されました。その結果スタッフ同士でより効果的・効率的な健診管理業務について意見を出し合い、業務改善のきっかけになりました。また従業員からも、“自身の経年データと向き合えてよかった”とコメントがあり、自然な形でヘルスリテラシーが高まっていることは想定外の成果でした。
Q.今後、当社にどのような役割を期待されていますか。
引き続き第三者の立場から刺激を与えていただき、健康経営の社内浸透や、効果的な活動の継続のためにご支援をいただければと思っております。自分たちの視点だけでは、今の取組みの良し悪しや、社会の中での自社の立ち位置はわかりません。客観的なご意見をいただき、マンネリ化を回避しつつさらに取組みを活性化させていきたいです。
また、SOMPOヘルスサポートの担当者のスタンスは、他企業とは異なるように感じます。営業的にサービス提案されるのではなく、“我々が何に困っていて、それを補える支援・サービスは何か”と寄り添っていただいています。時には愚痴のようなお話もしますが、その度に前向きな対策案をご提示いただいており、そうしたスタンスは非常に心強く、心理的にもご支援いただいているように感じます。是非これからも、一緒に健康経営に取り組んでいただきたいです。