株式会社ユタカ技研
2016年より当社サービスをご利用
“Clean for the Future”地球にやさしく、一人ひとりを大切に、公正な企業でありたいというブランドスローガンのもとHonda直系の中核サプライヤーとして、精密プレスと精密溶接のコア技術を中心にモノづくりを行う。「チームワークで明るい職場をつくること」という運営方針のもと従業員にとって働きやすい職場作りを積極的に進めている。
- 課題とニーズ
- メンタルヘルスによる休職者・離職者を減らしたい
- 年に1度行っているストレスチェックを有効に活用したい
- 導入された当社サービス
- ストレスチェック「LLax seed」
- 職場環境改善サービス
- ポイント
- 取組みを継続することでストレスチェック後の対策がイベント化していること
- 個人アプローチと組織アプローチの2つの側面より対策を実行
- 毎年取組み内容に変化を付けていること
Q.現在、当社ストレスチェックサービスをご利用いただいている理由を教えてください。
ストレスチェック義務化時よりSOMPOヘルスサポート社のサービスを導入しています。その当初からストレスチェック後の対策として研修を実施しているのですが、その研修内容に重点を置きたいため、SOMPOヘルスサポート社に継続してお願いをしています。ストレスチェック実施後の集団分析報告会の質の高さや担当コンサルタントからのアドバイスが的確であり、会社が迷った時に進むべき方向性を示してくれるので、現在でもお取引をさせていただいています。
Q.ストレスチェック実施終了後の職場環境改善対策に力を入れているとのことですが、どのようなことを実施しているか教えてください。
ユタカ技研では、個人アプローチと組織アプローチの2つの側面より対策を実施しています。個人アプローチについては、社内リソースを活用し、組織アプローチについては、SOMPOヘルスサポート社の協力を得ながら対策を講じているため上手く役割分担ができているように感じています。
個人アプローチという視点では、数年前より高ストレス者に該当する方に対し、社内保健師が全員面談を実施しています。義務化当初は、希望者の申出を待っていましたが、ほとんど面談希望は入らず、メンタルヘルス予防という観点であまり活用できていないという課題がありました。しかし、全員面談を実施することで予防の観点が強化され、突然休職に入るケースなどは減ってきていると実感しています。
次に、組織アプローチという点では、まず集団分析報告会を実施しています。加えて例年管理職を対象に集団分析結果を用いた研修会を実施しています。また2021年度より高ストレス組織の管理職を対象にした管理職コンサルテーションの実施を開始しました。
研修会のなかでは好事例集を集め、管理職に共有しています。好事例として取り上げられる職場の管理職は照れくさそうにしていますが、内心はモチベーションになっているのだろうと思っていますね。様々な事業所や職種の部署からの好事例を展開することで、「少しでもこういう組織を目指そう」と思う管理職が増えればいいなという思いで実施しています。
Q.職場環境改善対策のなかで、当社がどのように関わっているか教えていただけますか。
集団分析報告会をはじめ、研修会や管理職コンサルテーションなど様々なサービスを展開してもらっていることもそうですが、一番は会社が進むべき方向性や軸というものを示してくれる担当コンサルタントの存在が非常に大きいと感じています。
特にここ数年では会社として大きな変化を感じています。そのきっかけになったのは、担当コンサルタントからの「ユタカ技研さんの目指すところはどこですか?」という問いかけでした。その時すぐには応えることができず、直ちに上司に相談し、きちんと会社として目指す方向性・目標値を定め、そこに向かって改めて取組施策を見直した方がいいのではないかという議論になりました。会社として進むべく軸というものがより強固になった気がして非常に感謝しています。
Q.当社が実施している職場環境改善サービスについてのご感想をお聞かせください。
集団分析報告会について、非常に分かりやすく、ポイントを絞って報告してもらえるので、会社としてアクションを考える時にターゲットを定めやすいと感じています。
また、管理職コンサルテーションについても、実際に参加した管理職からは、「とてもいい気付きになった」との感想を聞いています。人事部門への報告も行ってもらい、様々な指摘事項を頂戴しましたが、非常に的を得ていると感じました。外部業者が入ってどこまで的確なアドバイスをできるかは、やる前まで疑心暗鬼なところもありましたが、社内の人間がみてもすごく納得感のある内容であり「プロからみると分かるんだな」と感心しました。
ストレスチェックは目に見えて結果に繋がるので改善に繋がることがモチベーションになります。会社としての課題はまだまだあると思っていますが、引き続きアドバイスをもらいながら、毎年少しずつ取組内容にも変化を付け、継続していければと思っています。
Q.今後、当社にどのようなことを期待されていますか。
メンタルヘルスというテーマは、日に日に課題が変わっていくように感じています。そのため、その時、その場面にあったアドバイスを引き続き期待したいですね。
また、できていないことに対してはできていないとはっきりと言ってもらいたいです。厳しい指摘も行ってもらえる存在でいてくれるとそれが会社のためになるので是非遠慮なく伝えてください。
現在は、高ストレス者と管理職に対しての対策となっていますが、今後は全社員向けになにか対策を考えたいとも思っています。全社的にストレスチェックがひとつのイベント事になることが理想です。そこに向けたアドバイスも引き続きよろしくお願いします。
最後に心の健康に限らず、フィジカル面も含め全体的な健康という視点でも今後は頼りにさせていただきたいと思っています。是非これからもパートナーとしてともに歩んでいきたいですね。